『王希奇 一九四六展』

『阿波根昌鴻写真展』に引き続き、福岡アジア美術館で開催されます。

日本の傀儡国家といわれた満洲国からの日本人の「引揚げ」を描いた絵です。

鳥取県でこの絵が展示された時に見に行きました。

縦3m横20mという壮大絵の前に立つと、引揚者たち一人一人の苦悩の中に引きずり込まれ、胸が苦しくなりました。そして、引揚者たちと共に歩いている自分がいました。

あの戦争で、「被害者」である前に「加害者」であったことを私たちは再認識しなくてはいけないと思います。動ける日本人すべてが「加害者」であったことを。

戦争は、「関係のない」(と思っている)国民まで加害者にしてしまうことを、軍拡が急ピッチで進められている現在、私たちはしっかりと考え、自分はどうあるべきか考えなくてはいけないのではないでしょうか。

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