平和を運ぶアサギマダラ
久しぶりの投稿です。
「よし!ホームページを立ち上げよう!!」
と決めて、ちょうど2か月。
ツイッター、インスタ、ブログ、…=怖いもの。私が触ってはいけないもの。(笑)と思って、触ったことのなかった私にとっては、まったくの「0ゼロ」からの始まりでした。
・途中、ひどいぎっくり腰になりました。
・せっかくホームページ公開したのに、緊急事態宣言で資料館が休館になりました。
・だいぶ視力が弱りました。(笑)
そして、4日前。
・毎日少しずつ書き加えていた「実物展示」が、消えてしまいました。
「もう、やめようか…」
と、正直思いました。ーーーしばらく、パソコンの前から去りました。
いろいろ考えました。
・戦争で苦しんだ人たちのことを思いました。
・今の日本や世界の動きに思いを馳せました。
・自分は、「どう生きたいのか」と考えました。
ーーー「やっぱりあきらめたくない。」ーーーもう一度パソコンに向かうことにしました。
というわけで、久しぶりの投稿になりました。

5月25日(火)。
5時半過ぎに家を出て、一路岩屋海岸(北九州市若松区)へ。
ちょうど1時間。ーーー出会えました!
アサギマダラ!!です。
「鬼滅の刃」に出てくる胡蝶しのぶさんの周りをヒラヒラ飛んでいる蝶です。
台湾から、暖かくなると北上し、東北、北海道まで飛来するらしいです。(前日夕方のテレビでの情報)
つまり、「渡り蝶」なんです!
だから、北九州で会えるのは、年に2回。次は、秋です。
5キロくらい歩いて、海岸に着いた時、いませんでした。
というか、飛んでいなかったので、分からなかったんですね。
「残念!いないみたいだね・・・。」
と、スナビキソウはどれかと、確かめるために「緑の方」に進んでいきました。
すると!
「おったよぉ~!」
と、思わず声を上げました。
しばらく見ていると、あっちこっちで舞い始めました。
あまり警戒する様子もなく、好きなように飛んでいます。
アゲハ蝶とは違って、ちょっと透き通るような羽をしています。
どうして「岩屋海岸」で会えるかというと、「スナビキソウ(砂引草)」が生息しているから。なんでも、スナビキソウには、アサギマダラの雄の性フェロモン分泌のために必要な物質が含まれている(ウィキペディア)とか。
このスナビキソウ。岩屋海岸では、結構広い範囲に生息しているので、アサギマダラも広い範囲で見ることができました。
ひとしきりその姿を楽しんで、少し高くなっている砂の上に腰を下ろしました。
朝露が光る砂浜に自生する植物たち。
その周りをヒラヒラと舞うアサギマダラ。
聞こえるのは、波の音だけ。・・・
平和を全身で感じた朝でした。

海に目をやると、見えないものがたくさん見えてきました。
朝鮮半島に帰る船が遭難したのはすぐそこだなぁ。
この海は、世界中とつながっているんだなぁ。
海の生き物たちは元気かなぁ。
北極の氷は溶けているのかなぁ。
軍艦、戦闘機、潜水艦、・・・人間の出したごみが沈んでいるのかぁ。
今でも、空母がどこかに浮いてるのかぁ。・・・・いろいろと想像していたら、どんどん悲しくなってきました。
「台湾」かぁ。・・・日本の植民地。従軍兵。コロナ対策、蔡総統、台湾危機。・・・
そういえば、台湾と中国のことが新聞に載っていました。
60年以上経った今も、変わらない。
あんなに、酷いことになったのに、どうして変えようとしないのか。ーーー私には分からない。

きれいな水があり、土で食べられる野菜を育て、海で食べられる海産物を捕り、それで命をつなぐことができる。
あとは、着るもの住む家、生活するのに必要な「物」が少しあれば、生きていける。
生活を少し豊かにするために、さまざまな物があるとよいが、たくさんはいらない。
利用できる施設も今あるもので十分。
と、思ってしまいます。
「武器は要らない。」と言ったら、米国との関係はじめ、諸外国との関係上、必要だといわれる。
私の頭では、どう考えても、その結果見える未来が「破滅」にしかならない。
「うちの国は世界中の平和を望んでいるので、『平和』に反する全てのものを捨てます。」
と言って、武器を捨て、「平和を大切にするプライド」を守る。
そして、
自給率を上げる!
日本にある美しく豊かな水と大地(だいぶ汚染されてきているが)を見直し、その「生きさせてもらっている土台」を大切にしながら、豊かに生きる方法を探る。
人間の知的発展は、人間の生きる土台に戻らなければ、破滅にしか向かわない。・・・
砂ガニの穴といっぱいの砂だんご 一生懸命に道路を横断するカタツムリの子
私たちの周りには、地球上には、たくさんの生物が生きています。私たち人間もその一つにすぎません。与えられた環境で生きるしかないことを忘れず、住まわせていただいていることに感謝し、生きやすい環境をつくる自分でいたいと思います。そして、
台湾から「幸せ」を運んできてくれたアサギマダラのように、幸せを運べる自分でありたいと思いました。