『おかあさんの木』
戦場へ向かった7人の子供たちーーー
おかあさんは、「おかえり」と言えたのでしょうか。
子供たちは、「ただいま」と言えたのでしょうか。
あたりまえの日々が、宝物になるーーー
長野の小さな田舎の村。
ミツ(鈴木京香)は、想いを寄せていた謙次郎(平岳大)と結婚。裕福とはいえない生活だったが、7人の息子に恵まれ、幸せな日々を送っていた。
ところが謙次郎が心臓発作で急逝。呆然とするミツを支えたのは息子たちだった。
それから数年。逞しく成長した息子たちを、今度は‟戦争”が奪ってゆく。
ミツはそのたびに桐の木を植え、大事に育てながら息子たちが無事に帰ってくるのを待っていた…。
※原作は大川悦生著「おかあさんの木」。小学校でも平和教育教材として、以前から活用されてきた。