脚絆(きゃはん)

巻き脚絆と皮脚絆

★兵士の生活の様子を知ることができる
★戦争中の国内の学生の様子を知ることができる

●左:巻き脚絆(きゃはん)は、活動時に脛(すね)を保護し、障害物にからまったりしないようズボンの裾を押さえ、また長時間歩行する際に、脚の疲労を軽くするためのもの
●下級兵士が足に巻いていたもの
●現代のサポーターのようにゴム状になっているわけではないので、ずり落ちないように、また、きつ過ぎないように巻くことは難しかった。軍隊生活では、集合がかかってから素早く身支度をしなくてはならず、脚絆を巻くのに時間がかかり集合に遅れると、「たるんでいる」「気合が入っていない」などと、上官から厳しい指導を受けた
●戦場でなくても常に巻いていなければならなかった
●中学生、高校生など、教練(軍事訓練)の時には、巻いていなければならなかった

●右:皮脚絆は、日本海軍の下士官のもの

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