千人針(せんにんばり)
★戦争中の様子を知ることができる
★戦争中の人々の気持ちを考えることができる
●赤い糸で刺された1000個の玉止めがある布(腹巻のように体に巻き付けられるようになっていた)
●戦場に送り出される夫や息子に、妻や母たちが贈ったもの
●「必ず生きて帰ってきて」という、言葉に出せなかった心の内を伝えるためのもの
●「虎は一日で千里を行って、千里の道をもどってくる」という故事から、『寅』(とら)の字が書かれたものや虎を形どったものや「死線(四銭)を超える」という意味で5銭を、「苦戦(九銭)をしのぐ」ために10銭硬貨を縫い付けられたものもあった
●一人の人に、1つの玉止めをしてもらった~1000人の人が玉止めを作ったということ
ただし、寅年(とらどし)生まれの人は、歳の数だけ玉止めをすることができた
※北九州平和資料館に置いているものは、500個と500個に分けて布に縫い込んでいた(2枚に分けた千人針)だったそうで、1枚は、けがをして汚れてしまったので、持ち帰らなかったらしく、1枚だけが資料館に寄贈されました。