ざわざわする

明日、2月8日に衆議院議員選挙を控え、世論調査を見ながら、心がざわざわして仕方がありません。

私たち国民が、戦争のことを知り、平和を築き守る力を養わなければ

ただただその思いで平和資料室を受け継ぎました。

そこには、自分自身の反省があります。

戦争のことや歴史に関心が薄く、現在とつなげて考えることができていなかった私にとって、選挙は「その時の雰囲気」での投票でした…。

今振り返り、責任を感じています。

選挙を前に、あの悲惨な戦争の失敗の後に、日本は「どのようにして平和を築いてきたのか。」を今一度考えなければならないと思います。
そこには大きく2つのポイントがあると考えてます。

  • 二度と戦争をしないという国民の思いあった
  • 国民の一人ひとりの命を大切にした戦争をしない国づくり(新しい憲法・教育基本法の制定)を目指した

一見、戦争が遠い昔の話のようになっている今だからこそ、今の平和が戦争の失敗によってつくられていることを知ってほしい。思い出してほしいのです。

『ニューギニアの戦い』より

生きることができなかった
夢を諦めなければならなかった
家族との日常を奪われた
戦争が終わってからも苦しみ続けた・・・

そんな、戦争中に生まれた人たちに、思いを馳せてほしいのです。「もしそれが自分だったら…」と。

現在、長く続く物価高で、選挙でもその対策ばかりが大きく取り上げられていますが、「安全保障」についての各政党の考え方をきちんと知って、投票しなければ、後々大変なことになるのでは?!と、心がざわざわするので、ブログを書くことにしました。

戦後80年経った今、「我が国を取り巻く急速な安全保障環境の変化」という言葉に、私たち国民は不安を煽られていないでしょうか。深く考えることなく、

周辺国に対抗できるだけの武力を持たなければ。

そう思っている人が増えていることに、私は不安を感じます。いえ、恐怖すら感じます。

冷静に、正しい情報を収集し(知り)、考えて、行動しなければ、戦前と同じ失敗をするのではないかと思います。

「我が国を取り巻く急速な安全保障環境の変化」という言葉を盾に、何が進められているか、進められようとしているか、一部ではありますが、お伝えしたいと思います。

●「責任ある積極財政」の裏に隠されている政策を知っていますか

過去の戦争中の軍需産業の待遇は、国策として重要視され、労働者も優遇される傾向にありました。

機械金属製造工の転職が少なく、転職しにくい産業や職業の労働者は、徴兵されにくかったそうです。

現在進められている鹿児島県の馬毛島の基地建設においては、作業員を運ぶ海上タクシーは、日当8万~10万円という高額な報酬が支払われるらしく、そのため、漁を辞めて海上タクシーの仕事に転職する漁師が後を絶たないと言われています。

すっかり緑がなくなってしまった馬毛島(南日本新聞より)

命を奪ったり、地球を壊したり、脅したりするための道具を作って経済が潤うことを選択してよいのでしょうか?

過去の戦争から学ぶべきは、「戦争の恐ろしさ」だけでなく、戦争がどうして行われたのかということです。
一過性の経済成長をではなく、長い目で見た安定した財政の確保を考えるべきではないでしょうか。

また、国民の命を守るために、まず、必要な産業は何なのかを、働く国民自身が見極めなければならないのではないでしょうか。

私は個人的に、まず、命に直結している第一次産業を守るべきだと思います。また、「防衛」ではなく「気候危機対策」を中心に添えた産業を支援すべきだと考えています。

未来に生きる子ども達のことを考えたら切にそう思います。
また、だれもが胸を張って生きられる(殺傷や破壊のための仕事ではない)社会になると思うのです。

●外国人に対する「排外」的な考えが台頭し、一部の政党が法整備を訴えていますが、ドイツでのホロコーストや日本軍による虐殺が、一部の民族蔑視から始まったことを知っていますか。

「外国人」に対する厳しい目は、本当に妥当なものでしょうか?

「排除」ではなく「共存」する方法を考えることが平和な世界をつくるのではないでしょうか?

過去の戦争で、日本兵が人を殺すことにつながった『民族蔑視』。

今、また似たようなことが起きているようで、気が気ではありません。


そもそも人類の起源は一つではなかったですか?

●スパイ防止法をつくる!と言っている政党がいますが、戦争中に『スパイ』と疑われたのは日本国民だったことを知っていますか?

沖縄戦では、沖縄県民がスパイと見なされ、殺されました---。

また、国民の言論の自由を奪い、戦争遂行を支えることになった治安維持法は、もとは、「軍機保護法(軍の機密を守る法律)」であったことを考えると、同じ轍を踏むのではないかと不安になります。

それでなくても、現在すでに特定秘密保護法共謀罪法など、国民を監視する法律ができています。
国民主権の日本では、監視すべきは国家権力であることを忘れてはいけません。

スパイ保護法がどうして必要なのか、考えるだけでもゾッとします。

●武器輸出三原則、非核三原則を捨ててしまおうとしていることを知っていますか?

いとも簡単に捨ててしまう現政権・・・恐ろしいです。

『非核三原則』の記述が小学校6年生の教科書からなくなったのが2年前だったか。
不安に思っていたら、案の定、現政権から「『持ち込ませず』というのは邪魔だ!」と言う声を聞くようになりました。
被爆国の政治家が絶対に言ってはならない言葉だと思います。
なぜなら、あの戦争を始め、国民を被爆させた国家権力者なのだから。
『武器輸出三原則』は、すでに大きく変えられています。輸出の目的を「救難・輸送・警戒・監視・掃海」の五つに限定する「5類型」の撤廃も表明しています。

政治家は、憲法(平和憲法)を擁護する義務がある(日本国憲法第99条)ことを忘れてはならないし、私たち国民が「不断の努力」によって断固として守らせなければならない(日本国憲法第12条)のです。                  

そもそも核を保有することを具体的に考えたことがありますか。

イランが攻撃されたように、そこは標的になるのです。
自分の住んでいる所から離れていたらいいですか?ーーー私は、一部の犠牲の下でつくられる平和はおかしいと思います。

●現在の日本の防衛の現状を知っていますか?

物価高対策はいつになっても進まないのに、防衛という名の軍拡だけはすごいスピードで進められています。防衛費をGDPの2%に前倒しで引き上げたかと思ったら、今度は3.5%とか・・・

所得税がその財源に充てられる(つまり、増税になる)こと、東日本大震災の復興税(所得税の2%)のうちの1%を防衛目的税として使うような形にすることも決めています。酷い話です!

そして何よりも、九州から南西諸島まで軍事化が急ピッチで進められています。

熊本には全国で一番初めに長射程ミサイルを配備!大分の由布院には弾薬庫が建設されました。防衛拠点を作れば作るほど、的(まと)が増えていくということです。

ちなみに北九州は空港を特定利用空港に指定されました。有事の際には軍用利用できる空港になったので、「敵」に狙われても文句は言えないということです。

●日本の軍事力増強すれば、本当に抑止力としてはたらくのでしょうか?

仮想敵としている中国の兵力を比較するだけで、こんなに大きく違うのに、抑止になるはずがありません。
そもそも国土面積も人口もまったく違うのです。

太平洋戦争開戦前に、総力戦研究所の若きブレーンたちが様々な面から考察し、「この戦争には敗ける」と結論付けた時のことを思い出します。同じ失敗を繰り返してはいけません。

何よりも、武力増強を図るよりもその分の税金を対話による外交、教育や社会保障に使ったほうが、国民は幸せになれるし、国は豊かになります。

そう思いませんか

今、あの戦争中と違うのは、「国民主権」であるということ。
私たち国民に選ぶ権利があるのです。
国民が冷静に判断することが大事。
慎重に、目の前の利益に惑わされることなく、未来をどうしたいのかを考えて、一票を投じましょう。

現政権が過半数を大きく上回る議席数を獲得したときには、間もなく「憲法改正」を言い始めるでしょう。

そうなると、いよいよ徴兵制の復活です。


私たちには未来への責任があるのです。
決して若者に、戦う練習をさせる国にしてはいけない!!

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