動き始めます
今年になって、もう、3カ月が過ぎました。
私の中での予定としては、「3月までに準備をして、4月から、具体的に動けるようにする」でした。
1~3月(開館してからこれまで)。
- 戦争の時代を伝える人形を寄贈してくださった亀石さんの体験を本にするため、聞き書き中。
- 満蒙開拓平和記念館を訪問。満蒙開拓団の実態を深く知る。
- 『伝言』の主人公のモデル崎山さんのお話を聴いて、満州でのことを知る。
- 舞鶴引揚記念館を訪問。シベリヤ抑留のことを再認識。
- 炭鉱跡や水巻町の十字架の塔を訪問。日本に働かされた人のことを考える。
- 沖縄・伊江島訪問。沖縄戦の出来事、そして、沖縄のいま。真実を知った。
- 宮古島の方のお話を聴く。現状に驚く。
- 立命館大学国際平和ミュージアム訪問。裏付けのある近現代史に力を得た。
- 戦争遺跡に詳しい方の訪問。驚く事実を教えていただく。
- 兵隊作家と言われた火野葦平の旧居『河伯洞』でのボランティア。「人間の生き方」を考える。
- 北九州市平和のまちミュージアムのスタッフの方との出会い。「つながる」活動の可能性を考える。
- 「三・一文化祭」に参加。朝鮮の独立運動の高潔な思想に感動。
- 戦争を学ぶ中学生・大学生との交流。「知る」ことの大切さを改めて。
- 隣の果樹園を購入するために、農業従事者になる。(!)
多くの方々と出会い、お話を聴き、また、いろいろな場所に行き、感じながら知り、これから自分に何ができるのか、何をすべきなのか、何をしたいのかを再度考えました。
基本的に、クラウドファンディングをするために訴えた『やりたいこと』は、変わっていないのですが、どこに重点を置くか。ということです。
戦争や平和について関心のない人に知ってもらう
TICO PLACE を訪問してくださる方には、多くのことをご存知で、また、深く追及されている方がたくさんいらっしゃいます。私はいつも、教えていただくばかりです。ホントにホントにありがたいです。
でも、私のしたいことは、ちがう。
子ども達はじめ戦争のことを知らない方に、少しでも知ってもらい、平和について考えて、未来に生かしてほしい。
私がしたいこと、すべきことは、広く知らせることだと分かりました。
そこで、具体的にどうやって知らせるかを考えました。
- ビデオ(学習)会(応援してくださっている方が、貴重なDVDを寄贈してくださいました!)
- お話会(ブラックシアター・紙芝居・絵本の読み聞かせなど。大人にも子どもにも分かるように…)
- 語り部の会(戦争体験をされた方の体験を聴きます。ざっくばらんに質問できる場にしたいですね。)
- 音楽会(すでに、「歌ってあげるよ~!」「演奏しますよ!」という方を見つけています!!)
- 映画会(屋外でしかできない(笑)のですが、今、北九大の学生さんが準備してくれています。できるかは分からないけれど、実現できるように計画中。)
- オンライン学習会(軍事化している日本の各地とつないで、様子を聞く。)
- 心の洗濯場所に(自然を感じながらゆっくりと過ごす。)
1は、さっそく4月にやってみようと思います。
参加者が一人でも、居なくても、上映します!
2は、ブラックシアターの準備を少しずつしています。
『沖縄のこと』を伝えてみようと思っています。(戦争のことを『昔のこと』で終わらせないためにという願いから。)
参加型にできないかなぁ~と思っていて、今、来館した子どもさんに頼んで、「海の生きもの」を描いてもらっています。
でき上がるように、がんばります!!
実際の上演は、6~8月に考えています。
3は、昨年の秋にしたイベントの時よりも、小規模に。「おしゃべり」みたいな感じにできないかなぁ。と考えています。
4は、開館一周年イベントとしてできないかなぁ~。
5は、秋に実現できればいいなぁ。と。
6は、まだまだ。ネット環境もないので、来年くらいの目標になると思います。
7は、豊かな自然環境を利用して、野菜の収穫体験、昆虫採集、果樹の収穫、小動物とのふれあい、木陰に読書スペースを作る・・・と、アイデアは尽きません。(笑)
関心がない人に来てもらうには、何か、楽しいことが必要かな。と思っています。
悲惨な戦争を知った後は、平和を感じてほしい!
そんな場所をつくりたいと思います。
限りない夢も、一つ一つ丁寧にじっくりと。と思っています。
(思わなくても、一つ一つに時間がかかる私です・・・)