相手の立場で考える
2月16日。
元平和資料館の館長の知人で、閉館の時に手伝いに来てくださったIさんが、電気工事に来てくださいました。
聞けば、ベトナム旅行帰りで体調があまりよくなかったようです。それなのに、車で1時間半もかけて来てくださいました。
実は、資料室のリフォームで、私たち素人の力ではどうしようもできないことの一つに「電気工事」がありました。
電気やコンセント…どうすれば?
先月末。その心の重荷を解決するメールが、Iさんから、突然届きました。
「資料館の準備は進んでいますか?私も何かお手伝いしますよ。ちなみに、電気工事の資格を持ってます!」
Iさんは、「ぼくは、人を笑顔にすることが好きなんですよ~」と言われます。とてもキレイな目をしていて、ひょうきんです。(だいぶ先輩に失礼ですが。)
いっしょにいると、まわりに花が咲くように明るくなります。
お陰さまで、昨日は、いつもより楽しく作業できました。
そして今日。
ボランティアで行っている河伯洞からの帰りに、資料室に寄ったのですが…。
門の前に工具が!
「えっ?Iさんが?」
実は、相方が、トイレのドアをつけるためにコンクリートをはつっています。
機械を持っていないし、買うのはもったいないので、コンクリート用のハンマーで、少しずつ少しずつ砕いています。
その姿を見て、「少しでも苦労を緩和できたら」と、わざわざ持ってきてくださったのでした!
往復3時間。
「衰えを感じますねぇ」と言っていたIさんの顔を思い出すと、涙が溢れてきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
Iさんのように「相手の立場で考える」ことが、戦争を無くす道だと信じています。
資料室にIさんのようにお手伝いに来てくださる方、道具を持って来てくださる方、励ましの言葉をかけてくださる方…たくさんいます。
だから、がんばれます。
どなたか、エアコンの取り付けができる方、居ませんかぁ~?(笑)