見えないもの
「恐ろしさを知ることも大事だけど、反対に、美しいものやいとおしいものにも、子どものうちにいっぱい触れさせないといけないな。」
前投稿を書きながら思いました。
『地球』という奇跡の星には、美しい場所がたくさんあり、様々な生き物がたくさん住んでいます。
私は、小さいころ、自然豊かな所で過ごさせてもらったおかげか、自然が好きです。これまで何度も、自然の力に、疲れた心を癒してもらったことがあります。だから、今の地球のことを想うと、「ごめんね。」と、謝りたくなります。
パレスチナの爆撃、自衛隊や米軍の合同軍事訓練のニュースを見ながら、亡くなる人間の命と同時に、汚れる地球のことを想います。
放たれた「弾」は、どこに行くの?どうなるの?消えてなくなるわけじゃないよな…と、考えてしまいます。
見えないけれど、過去の世界中で起きた、いえ、「起こした」戦争の残骸が、海の底に眠っているのです。
武器は要らない・・・
つくづくそう思います。
人間は、それでなくても自然環境に良くないものをたくさん作り続け、たくさん廃棄し続けてきました。残念ながら、自分もその一人です。苦しくなります。
「ごめんなさい。」と謝るだけでは何も変わらない。と、行動しています。小さなことですが。
「悪かった」と心から思うから、
「変えたい」と心から思うから、
行動できます。
環境のことも、戦争のことも同じだと思います。
知ること、想像すること、考えることから、行動が生まれる!
「見えないものを見ようとする」ことが、やさしくて豊かな社会をつくることにつながる
というのが持論。簡単に言えば「思いやり」ですね。
子ども達にも考えてほしくて、在職中は、授業として取り上げていました。
●パレスチナの爆発映像を見て、泣き叫ぶ人、バラバラになった人、血だらけの人が見えますか?
●辺野古新基地建設の埋め立ての映像を見て、沖縄の土になった、逃げ惑いながら死んだ人々の姿が見えますか?
●核爆弾や核の平和利用と言われるもの(原子力発電所など)を見て、苦しむ被爆者や住む家を追い出された福島の方々の姿が見えますか?
●美しい海を見て、そこに沈むごみや浮遊するマイクロプラスチックが見えますか?苦しむ動物たちの姿が見えますか?
子ども達との授業の中で、見えないけれど、取り扱い注意なものは?と尋ねます。
●人の心
●空気
●放射能
●電磁波
●光
●添加物
●流れていった水
●農薬・・・
見えないものを見ながら、自分の行動を決めていきたいと思います。