「私たちがいけないのよ。」

初めてのビデオ上映会(2日目)を終え、日誌を書いているところに、義母からの電話。
「今から資料室に行ってもいいかしら。」
と。

昨年、夫を亡くした義母。
気持ちが落ち込むことが多くなり、認知症の症状も見られるようになったのですが、春を楽しみながら、資料室まで歩いて来るようになっています。

おしゃべりをしながら、ブラックシアター用に子ども達に描いてもらった生きものを仕上げた後、
「お義母さん、ミニミニシアターで、きれいな沖縄の海のビデオを見ましょうよ。」
と誘いました。

TICO PLACEを応援してくださっている方が寄贈して入れた『命の海』というビデオ。

『命の海』には、世界一危険な普天間飛行場(米軍海兵隊の軍用飛行場)の移転問題の顛末が描かれています。

●沖縄戦が終わり、普天間に住む住民が収容所で暮らしている間に、住民の土地が奪われ、飛行場にされたこと。
●収容所から解放され、自宅に帰ろうとしたがすでに家はなく、仕方なく飛行場(基地)周辺に住んだこと。
●基地のない、安心できる、普通のくらしを求めて、住民が非暴力での戦いを続けていること。
●飛行場(基地)の移設先の大浦湾(辺野古)は、世界でも有数の多様な生物の住む場所であること。
●辺野古への移設が、「ウソ」と「責任不在」で作られた文書による決定であったこと。・・・

「私たちがいけないのよ。沖縄をまた、『捨て石』にしているのね・・・。」
「今日は、知ってよかったわ。みんなに見てもらわないと。」

義母が何度も繰り返します。

国を作るのは、私たち国民です。

そのためには、まずは、事実を知らなければ。ーーー義母の言う通りです。

『命の海』は、ご希望いただければ、開館時、いつでも上映できます。
来館予約の際に、お申し付けください。

さて。なんだ?この写真は???

ビデオ上映会に、2歳と9歳のお子さん連れのご夫婦の参加があり、上映している間、いっしょに遊んでいました。

その時の写真。

TICO PLACEを、子ども達が自然体験ができる場所にすることも目標にしているので、うれしくて、写真を一枚しか撮れず…
それも、こんなにピントがずれてしまいました。

正解は、子どもがオタマジャクシを捕まえているところです。

初めは、跳んでいる虫にも驚いていたのですが、畑のルッコラの収穫から徐々に慣れていきました。

2歳の妹ちゃんも同じでした。
動くものを見ては、
「こわい。」
と、言っていたのですが、
「ハチさんね。お花の中の甘いしるを集めてるのよ。だから、そっとしてたら、何もしないよ~。」
「あ。ちょうちょさん。楽しそうねぇ~。」
「いっしょあそぼ~。って言ってるよ。」・・・
とお話すると、そのうち、見つけた虫を指さすようになりました。

そのうち、自然を大切に思う心につながる、大事な体験です。

捕まえたオタマジャクシ。

お兄ちゃんは、妹の入れ物に一匹しかいないのを見て、
かわいそうだから、分けてあげるね。」
と、何も言わなくても自主的に分けてあげていました。(平和のつくり方を知っている!!)

それから、絵を描いてくれました~。(ブラックシアターに登場する予定)

サイコーの一日でした!!

「レンゲ畑を見た時、『今日、来てよかったぁ~!!』って思ったよ~!!」と、上映会参加者。

只今、レンゲ畑が美しいです。
もう少ししたら、漉き込んで田んぼに変わります。

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