人間が平和をつくる

ということを確かめたくて、沖縄に行った

伊江島で、多くの住民が、島の平和をつくるために闘ってきたことを知った

非暴力
人間としての「誇り」を感じる闘いに、心が震えた

「命どぅ宝」

いのちを
いのちと思わない酷い扱い・・・

集団自決のあったチビチリガマ
戦後も暴力に苦しめられる伊江島の人々

一つ一つの出来事に
私の精一杯の知識と想像力を働かせて
心を寄せた

すると

部屋の奥にある「日本国憲法」が目に飛び込んできた!
心から尊いものに感じられた

初めての感覚・・・

悲惨な戦争を味わった人々にとって
「平和」というものが、
何よりも尊いものであること

その「平和」を守ってくれるものが
この憲法なんだ!

身体が熱くなる
涙が込み上げる
拝みたくなるような衝動に駆られた

平和をつくるために、現在も、沖縄では闘いが続いている

大浦湾の埋め立てに使う物を運ぶトラックを止めるために、
毎日、誰かが、座り込んでいる

「平和をつくる」
ことを感じるために、私もいっしょに座り込んだ

大浦湾の生き物たちのことが頭に浮かんだ

世界をつなぐ海

多くの生物が住む地球

生物の営みにより、私たちはいのちをつなぐことができている

それなのに、そのいのちを奪おうとしている・・・

愚かだ

もっと生きたかったのに、
生きることができなかった人たちは、
どう思っているだろう・・・

じっと座っていると、頭の中にいろいろなことが浮かんできた

地球の歴史、
人類の歴史、
人間の戦い、
産業革命、
日本のした戦争、
歯を食いしばって生きてきた人々、
汚れた地球、
日本国憲法、
民主主義、・・・

私たち人間には、
想像する力がある
科学を
多くの知識を得る力がある
想像力や知識を使って
考えることができる

だから、進化、発展してきたのではないのか

辺野古の埋め立てに使われる土砂の採掘場所に行った

人間は、一つの大きな山を失くしてしまう力を得てしまった

本来ならその力を
いのちを守るために使わなければならないはずなのに

いのちを奪うことになっている

やはり間違っている!!

安和鉱山で採掘した岩や土砂を
安和桟橋で船に積んでいる

沖縄の人々は、交代で土砂を運ぶトラックの前に
「牛歩」で、立ちはだかる

牛歩で、トラックを阻止

「土砂キライ  運転手さん好き」

と書かれたジュゴンちゃんの人形を運転手さんに見えるように持って、毎夕に行動しているTさん
やさしく機動隊の方にも話しかける

一回の青信号で一台のトラックしか通さない

非暴力で、自分たちの平和を 自然を いのちを 守ろうとしている

時間を稼ぎ、
この事実を多くの人に知ってもらって、

みんなで正しいことをしたい

と考えているのだ

正しいことは強いことだ!!

なんだか、勇気が湧いてくる

これが、平和をつくる人間の姿だ!

私たちは知らなければならない

そして、考えなければならない

『自分には関係ない』
『仕方ないよ』

と思う心が、平和を壊してしまう

平和をつくるのは、人間のやさしく、強い心だと思う

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