日本国憲法と大日本帝国憲法

「あたらしい憲法のはなし」のことを書いたので、「ふるい憲法」のことも少し。

戦争の道を突き進んだ時の憲法が、「大日本帝国憲法」。「欧米に追いつこう!」と「富国強兵」(国の経済を発展させて、軍事力を増強させ、国の勢力を強めること。)を掲げ、作られたものですね。
それと戦後の平和を守ってきた「日本国憲法」。

違いを再確認したいですね。そして、平和を守るためにどうすべきかを考える材料にしたいと思っています。

まず、一番大切なことは、大日本帝国憲法は、「欽定(きんてい)憲法」で日本国憲法は「民定憲法」であるということです。

偉そうに書いていますが、私は、そんな違いがあることも、それが何なのかも、全く知りませんでした(-_-;)

新しい憲法は、「国民を縛るものではない。国家権力の暴走を縛るもの」なんですね。
つまり、憲法で国民一人ひとりが守られるように運営するのが国家権力(政治家や公務員)の役目。正しく運営をしていなかったら、主権者である私たち国民が「おかしいですよ!」と、声を上げなければいけないのです。

戦争が泥沼化し、大変悲惨なものになってしまった、その原因が「国家権力」の暴走にあり、その反省の下でつくられた憲法であることが、このことからも分かります。

改めて2つの憲法を比較して、過去の憲法下での日本の姿に戻っているような気がしてならないのですが・・・。

戦争の時代のような過ちを二度と繰り返さないために、国が正しい道を進んでいるか、常に情報を集め、考え、表現しなければいけないと強く思います。

国民主権の日本です。主役は私たち国民一人ひとり!一部の人だけが豊かに感じる国にしてはいけない。

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