展示内容と兵士の妖精~TICo(ティコ)
この平和資料館に、「たくさんの人に来てほしい」という想いが強いです。特に、
「子ども達に来てほしい」「戦争のことを知らない人に来てほしい」
という想いが強いです。
戦争は、怖くて残酷。わざわざ子どもが知る必要がない。
今の時代に、戦争が起きるわけない。
なんか、難しくて、よく分からない。
こんな風に思っている人もいると思います。でも、戦争のこと(過去の歴史)を知ることは、未来をよりよく生きる力になると思うんです。(詳しくは追い追い・・・)
歴史とか興味ない! 難しい! 他にしたいことあるし! 分かっているけど、なかなか・・・。
私もそうでしたから、よく分かります。
そこで、この平和資料館を活用してほしいと思っています!
●戦争がどのように始まったのか・どう進んだのか
●日本がどんなことをしたのか
●日本でどんなことが起きたか
●今の平和にどうつながっているか
が、分かるようになっています。
もちろん、
戦争のすべてを知ることは無理ですが、想像し、考える土台を学ぶことができる
ようになっています。(そうなるように、努力しているつもりです。)
多くの人が分かるようにと、小野さんと相談しながら、少しずつ展示を変えてきました。
心がけたことは、
●わかりやすく
言葉・フリガナ・絵や写真
●考えることができるように
歴史・言葉
●想像できるように
証言・絵や写真
分かりやすい説明を考えているうちに、子ども達に話しかけている自分がいることに気付きました。
「キャラクターを考えてみよう!」
キャラクターに語らせれば、言葉を作りやすいと思ったのです。
それからは、いつも頭の中で考えていました。
そしてついに、降ってきました!(笑)
車を運転していて、急に、頭に浮かんできたんです。
それが、ティコです。国のため、家族のためにと戦った兵士たち…
今も、海や山…どこか分からないけれど、人知れず眠っているたくさんの兵士を代表して、資料館に来てくれたのだと思っています。(つづく・・・)